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とし物語 vol31 ~高校生編11~

解散。

文化祭でのライブが終わり、もう1つのライブがラスト。

そのライブが終わり、僕らは解散した。

なぜ解散したかというと、簡単にいえば”ズレ”。

もともとドラムのけいちゃんは、2年生の間だけという約束だった。

親が反対してたから。

みんなだんだんとうまくなるにつれて、違う楽器をしたいとか

言う人が出てきて、そのうちやりたい音楽もちょっとずつ違ってきてしまった。

やがて喧嘩が絶えなくなり、雰囲気も悪くなっていった。

だったら文化祭と、もう1つのライブが終わったら解散しようということになった。

僕は解散なんてしたくなかったけど、とりあえずライブが終わるまでは

その話はしないでおこうと思ってた。
で、ライブも終わりとりあえず解散することになった。

打ち上げもやった。

僕はベースのたかクンと2人で新しいバンドを結成した。

が、やはりなかなかうまくいかず、小越くんがいなくては無理だな。

と思ってたかくんに

「もう1回あいつと一緒にやらへん?」

って聞いた。

たかくんは「それはいややわ。だってあいつわがままやし、また喧嘩になるし。」

って。

確かにそうか。
それからしばらく新しいバンドを続けてたが、やっぱりうまくいかない。

おまけに楽しくもない。

あのメンバーやったから楽しかったんやな。

何回かたかくんを説得したけど、なかなか了承してもらえなかった。

その頃、僕は彼女ができていた。

高校生になって初めての彼女。

バンドのメンバーも彼女と仲良くしてくれてた。

時にはやきもちを焼くくらいに。

でも、自分の友達と彼女が仲良くしてくれてるのはうれしかった。

しかし、幸せは長くは続かなかった。

振られてしまった。

振られたからと言ってすぐに嫌いになれるわけでもない。

彼女のことを引きずったまま、バンドして気分を紛らわしてた。

そんなとき、彼女の誕生日が迫って来て何かプレゼントを上げようかな?と思った。

たかくんと小越君に相談すると

「あんまり高い物やったら引くし、友達としてちょっとした物やったらええんちゃう?」

ってことになった。

3人で買いに行った。

小越君に可愛い置時計みたいなものを選んでもらった。

誕生日当日

僕はプレゼントを渡すために、放課後残って待ってた。

いつもの3人で。

すると、都合のいいことに教室に元彼女だけしかいないっていう状況ができた。
これはチャンス!

今しかない!と思いプレゼントを渡そうとした瞬間、

クラスメイトの女子が

「小越君、ちょっと教室に入って。」

と言ってきた。

んん?

教室には僕の元彼女しかいない。

いやな予感がし、教室を覗こうとした。
すると女子が

「あかん!って。今教室に先生おるから!!」

って、わけのわからないことを言って僕をとめた。

僕は先生がいないことはわかってたので、女子の手を振りほどき

教室の扉をそっと開けた。

すると・・・・・

小越君が元彼女に告白されてた。

向こうの扉からたかくんがのぞいてた。

僕はそっと教室の扉をしめた。

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