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とし物語 vol.15 ~中学生編4~

3年間、野球部ですごしたわけですが、

市内大会でいつも負けてたので

トロフィーなどは1つもなかったですね。

僕は一応レギュラーでした。

卒業アルバム用に写真をとることになったんですが、

1つもトロフィーや表彰状がないんで寂しかったですね(T_T)

とりあえず、バットをずらっと並べてごまかしてましたね(笑)

そうそう、1つだけ表彰状があったんです。

部活対抗駅伝大会のね。

野球の大会ではないという。

そんな野球部での思い出で、印象に残ってるのは

「裸ランニング事件」ですね。

これはどういうことかといいますと、

野球部では守備の時に声を出すんです。

ピッチャーが振りかぶって、投げるまでの間に。

「バッターうってこいや!」とか

「さーぁこーぉぉぉい!」とか。
基本、でかい声をだしてますね。

そんな声出しの中で、順番に回していくやつがあって

最初に誰でもいいんですが、

「サードいくで」

というと、サードの人が

「ウェ~イ!、レフトいくでー」

と言って、また次にレフトの人が

「ウェ~イ!ライトいくで!」

という風な感じで、回していきます。

これは、打ったボールがどこにいくか?

的なかんじで、サードにいくでー、

いやいや、レフトに行くでー、

いやいや、ライトやでー、みたいな意味ですね。

先生がいない時に、誰かがその声出しを彼女の名前で回しだしたんです。

当時のレギュラーの人はほとんど彼女がいたのです。

最初の人が、「みほいくでー」といいだし

みほちゃんと付き合ってる人が

「ちえいくでー」といいだし、次の人が

「なほこいくでー」というふうに(笑)

それも大声でね。

ま、ふざけてたんですね。

ちょうど先生がいなかったので。

そうやって声だししてるうちに、だんだんとテンションがあがってきちゃって

さらにふざけだしてしまいました。

すると、誰かが

まずいまずい!!

という顔をしてるじゃないですか。

ふとバックネットの方を見てみると

そこに鬼が立っていました。

先生がいたのです。

もちろん、すぐやめたのですが時すでに遅し。

誰が最初に言い出したか?って話になり

どうやら僕ともう一人の友達と後輩の3人みたいなことになりました。

「ええ言うまで走っとけ!!」

と言われ、3周ほど走ると後輩は年下ということで

勘弁してもらえました。

ずるいなー。あいつも結構いうてたのに。

と思いつつ、しかたがないので走り出そうとすると先生が

「ぬげ!!!」

と言い出しました。

脱げ?

どういうことだ?
とりあえず、ユニホームを脱ぎました。

が、まだ脱がないといけないような雰囲気を感じたので

「もっとですか?」

と聞くと、

「まだや!」

と。

しかたがないので、パンツ一枚になりました。

靴下も脱ぎました。

先生が「スパイクをはけ!」

というので、僕らはパンツ一枚にスパイクという

なんともいえない格好になりました。

で、僕は右回り、友達は左回りで先生がいいというまで

グラウンドを走ることになりました。

グラウンドには、女子のテニス部や陸上部などいたので

それはもう恥ずかしくて恥ずかしくて。

しかも2時間半ぐらい走らされたんですよ。

ま、ふざけてた僕らが悪いんですが、やりすぎでしょ。

そんな野球部を卒業し、卒業式の日にみんなで

グラウンドに行き、話してると

副キャプテンが泣いてました。

「何で泣いてるん?」

僕は卒業は悲しいけど、野球部とおさらばするのは結構スッキリしてたんです。

すると

「だって、このグラウンドでもう野球できひんねんで」

って。

その言葉を聞いて、今まで3年間の思い出がよみがえってきました。

ほとんどが野球のことより、なぐられたことや、ふざけてたことなどですけど。

それでも、やっぱりそれなりに一生懸命野球やったんで。

僕も泣いてしまいまいた。

そのときちょうど、お母さんがやってきて

「あんた、写真とるで」

なんて、タイミングの悪い!!

親に涙を見られたくなかったので、すぐ泣きやみました。

ほんとはもっと感動に浸っときたかったんですけどね。

ほんと色々ありましたけど、野球部に入ってよかったなと思います。

あの辛い練習に耐えれたんだから、何が来てもどんな仕事も大丈夫!

と思います。

先生、今は感謝してますよ。

ありがとうございました。

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