今までちょっとした事件をお話してきましたが、今回は小学生時代最大の事件!!
そう、「山火事事件」です。
あれは忘れもしません。
何年生だったかは忘れましたが。
前に言ったように、家の裏が山だったのでみんなで山へ行ってよく遊んでました。
いつもは「山ゴルフ」をしたりしてたんですが、あるとき誰かが家からマッチを持ってきたんです。
昔でかいマッチ箱ってありませんでした?
きんちょーるとかそんな感じやったと思うんですが。
山には落ち葉や草や燃えやすいものがたくさんあります。
一応、石で囲いを作ってその中に葉っぱや木などを入れて燃やして遊んでました。
危ないですね。
最初は燃やしたり、燃えてるのを見るのが楽しかったんですがだんだん飽きてきて。
すると、また誰かが今度は家からじゃがいもをもってきたんです。
じゃがいも?
「これ、燃やして焼き芋みたいにして食べたらおいしいんちゃう?」って。
なるほど。
さっそく火のついた葉っぱの中にじゃがいもをつっこんでみました。
数分してとりだしてみると、ホカホカのじゃがいもができてるじゃないですか。
ありがたいことに塩ももってきてて、それを振りかけて食べました。
むちゃむちゃうまいじゃないですか!
それからというもの、みんなで集まってじゃがいもパーティーばっかりしてましたね。
もちろん親には内緒です。
そのうちおんなじ子ばっかりジャガイモをもってくると、親にばれちゃうので
順番に持ってくることになりました。
当時は畑とかもたくさんあって、どこの家でもジャガイモとかはありましたしね。
ジャガイモだけじゃなくさつまいもなど、とにかくいけそうなものは持っていってましたね。
パーティーが終わったらちゃんとあとかたづけして、火も消して。
ほんと楽しい毎日でした。
しかし、とうとう事件は起きました。
その日もいつものようにみんなで集まって、ジャガイモパーティーをしてました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、かたづけしてみんなで家に帰ってるとき
「そういや誰か火消したっけ?」
と、ふと誰かがたずねました。
「誰か消したんちゃう?」
「そうそう、いつもちゃんと消してるし」
「消えてたんちゃう?」
僕は誰か消したっけ?と思いながらもみんなの話をきいて、
そうやな、誰か消しただろう。と思ってました。
思ってたんです。
思ってたのに・・・・
つづく
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