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とし物語 vol37 ~大学生編3~

前回出てきた女の人とのお話はまた今度します。

恋愛の話ばっかりになっちゃうので。

とにかくバイトを続けることにした。

結局大学の4年間はパチンコ屋でバイトしてた。

お店はいろいろ変わり、5軒ほど行ったが。

なんせ、自給が高い。

1回自給のいいバイトをしてしまうと、なかなか他のバイトができない。

仕事も一から覚えないといけないし。

同じ時間働いても、給料が倍ほど違ってしまうし。

最後のパチンコ屋で出会った人たちは特に仲良くしてもらって

今でも仲良しだ。

そのバイトは当時なぜか社員の人がいなくて、店長とおじいさんの主任と

あとは全員バイト。

という、バイトする人にとってはめちゃめちゃやりやすいところだった。

いろんな遊びも教えてもらった。

競馬に麻雀にパチンコにその他・・・。

まぁ、遊び程度に。

とにかくバイトが楽しかった。

今日はバイトあるし、学校休むか。

って、ほとんどバイト中心の生活をしてた。

ほんとは学生なので、反対なのだが。

今思うと、あの時稼いだお金はいったいどこへいったのだろう?

ちゃんと貯金しとけばよかった。

そんな楽しいバイトだったのだが、事件が起きた。

僕の財布が盗まれたのだ。

バイトに行くと、ロッカーが2階にあってそこで制服に着替える。

休憩が1時間に1回5分ある。

最初の休憩で僕は財布からお金を出して、ジュースを買った。

そして、財布をロッカーの一番前にポンっと置いた。

鍵はかけてなかった。

それからロッカーは一度も開けてなく、バイトが終わり着替える時にロッカーを開けた。

すると、置いてあるはずの財布がない!!

あれ!?

ロッカーの中を探したり、制服のポケットを探したり、私服のポケットやカバンも調べたがない。

まじでない!!

他のバイトの人たちや、店長にも言って探してもらったがない!

盗まれた!!!!!

店長が警察を呼んでくれた。

2,3人の警察の人が来て、よくテレビとかでみる指紋を検出する

ポンポンってやつをロッカーにしてた。

おお!テレビでよくみるやつや。本格的やな。

しかし、僕のロッカーにはいろんな人の指紋が付いてた。

そりゃ当然だ。

財布がなくなって、みんなのロッカーをみんなが開けまくってたし

(もちろん僕のロッカーも)

僕は遅番なのだが、早番のひとと一緒にロッカーを使ってるので

いろんな人がロッカーを触ってる。

まじで、誰や!?

って思ってたら、警察の人が僕の所に来て

「ちょっといいかな?こっち来て。」

って。

警「こんなこといいたくないけど、これは完全に内部犯やで。」

僕「まじっすか!みんなあんなに一生懸命探してくれてますよ!

  そんことないですよ、みんないい人やし。」

警「そりゃ、そうやろうけど。でもな、お金が絡むとつい出来心って言うのがあるしな。」

僕「・・・・。まじっすか・・・。」

警「状況から考えても、この部屋に外部の人が入ってくるのはまず無理やし。」

たしかにロッカーはお店の裏の方から入って、しかも2階にあるので

普通は関係者以外入ってはこれない。

もし入ってきても、誰かに見つかるかもしれないし

部屋もいっぱいあるから、どこがロッカーの部屋かわからないだろうし。

たしかに考えれば考えるほど内部犯の気がする。

警「みんな一生懸命探してるけど、だれか取ってるで。」

でも警察は証拠がないし、誰か特定はできないということだった。

僕は、すごい疑心暗鬼になった。

みんなあんなに必死に僕の財布をさがしてくれてるのに、この中の誰か一人が

財布をパクった。

誰だ。

そういや、あいつお金ないって言うてたな。

いや、あいつもあやしいし。

みんながあやしく見えだしてきた。

いつもは財布にあまりお金を入れてないのだが、こういうときに限って

6万円もの大金を入れてしまってた。

最悪や!!

警「でもロッカーに鍵かけれるんやから、かけとかなあかんよ。」

たしかにその通り。

結局それからもしばらく探したが、犯人も財布も見つからなかった。

僕は6万もの大金を一瞬で失ってしまった。

それで、もう勢いにのって(なんの?)次の日に銀行にいって

5万ほど引き出して、プレステ2を買った。

当時プレステ2が出たばかりで、値段も高くて手が出なかったのだが

6万なくなったし、もう5万ぐらい使ってもええやろ!!!

的な、へんな感覚になり買ってしまった。

やけ食いならぬ、やけ金遣いだ。

なんのこっちゃね。

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