受験。
 

高校生活1番のイベント。と言っても過言ではない。
僕はあまりなんも考えてなかった。
 

というか、とりあえず家を出たかった。
 
高校生になると母親との関係も最悪で、会話すれば喧嘩。

顔見れば喧嘩。という毎日だった。
 

このままじゃ間違いを起こしてもおかしくない。
 

と思ってたので、とにかく高校を卒業したら家を出たかった。
このころ近所の床屋のお兄さんにちょっと憧れてたので

髪の毛を切る仕事がしたいなと少し思ってた。
 

が、そこまで真剣に考えることもなかった。

周りの人たちは受験して大学に行く人がほとんどだ。

母親も大学に行け。というので

たいした目的もなく受験して大学に行くことにした。(すいませんm(__)m)
 

落ちたら美容学校かパソコンの専門学校にでも行こうかと思ってた。

 

推薦で受かるだろうと思ってたけど、世の中そんなに甘くなく

見事に落ちてしまった。
 

さすがに僕も焦り、真剣に勉強するようになった。
 
 

自分の今の学力と、なんとなく兄が京都にいたので

京都の大学でいけそうなところを探してみた。
 

第1志望は京都産業大学にした。
 
兄は浪人したが、同志社大学に行った。
 
もし僕も浪人するようなことになれば、同志社大学以上。
 
とにかく勉強するのがいやだったので、絶対に浪人だけは避けなければ!

と、受験までの残り数ヶ月間は必死に勉強した。
 

その甲斐あったのか、京都産業大学に見事合格した。
 

それ以上もそれ以下もたくさん受験したが、京都産業大学しか受からなかった。
 
ま、第1志望やしオッケーやね。
 

卒業までは、地元の友達と遊びまくり

バイトも少ししてお金も貯めた。
 

卒業式は中学の時とは全然違って、まったく悲しくなかった。

むしろこれからの生活のことを考えるとうれしかった。
 
 

部活、バンド、恋愛、受験。
いろんなことがあった高校時代を無事卒業して

僕は京都へと旅立った。

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小学校6年、中学校3年、高校3年。

計12年。

12年目にして初めて小越と同じクラスになった。
 

これをきっかけにまた仲良くなれたらな。っていう気持ちもあった。
 
が、最悪なことに元彼女も同じクラスになってしまった。
2人で仲良く体育祭実行委員をやったりして、風の噂では

付き合ってるんじゃないかということも言われてた。
 

そんなのをまじかで見てるのはつらかった。
 
そんなクラスだったので、あまり楽しくはできなかった。
 
 

夏休みになり、受験もあるしそれなりに勉強してた?ある日の夜

クラスメイトの女子から電話がかかってきた。
 

元彼女をAさんとします。

「今Aさんのお母さんから電話がかかってきて、まだ家に帰ってきてない

そうやねんけど知らんかな?」と。

俺「知ってるわけないやん。って言うか、もう関係ないしなんで俺にかけてくるねん!」

女子「図書館に行くって言うて出ていったらしいねんけど。」

俺「いや、だから知らんって!!」
 

親の手前、結構強く言って電話を切った。
 

時間は夜の11時ぐらいだった。
 

当時携帯電話もあったんだろうが、みんな持ってなかったので連絡がつかないとのこと。
 

でも僕には関係ない。
 

おれにどうしろと?
 
 

・・・が、電話を切って布団に入り考えてるとやはり心配になってきてしまった。
 

当時僕の家は団地だったので、玄関から出ていけば必ずばれる。

そんな遅い時間に外にいけるわけもない。
 

考えた結果、こっそりと靴を持ってきて

ベランダから(2階に住んでたから)飛び降りて探しに行った。
 

すぐに女子の所に電話をし

「今から探しに行ってくるし、待っといて!」
 

チャリンコで30分ぐらいぶっ飛ばし、図書館まで行った。
 

田舎は山道が多く、夜はすごい不気味。

街灯がない所なんかは、ほとんど真っ暗だ。

図書館につき、とりあえず自転車置き場を調べることにした。

図書館のある所は裏に山もあり、トンネルもあり

変な噂もかなりあった。
 

恐怖と闘いながらも必死で探した。

が、見つかるわけもなく30分ほどで捜査をやめた。
 
 

とりあえず女子友達の家に電話をかけてみた。

すると

女子「あ、ちょうど今Aさんの家から電話がかかってきてAさん帰ってきてんて。」

俺「ほんま、それはよかった。で、どこ行ってたん?」

女子「・・・。なんか1つ下の男の子と海に行ってて遅くなったみたいやで。」

俺「なんやねんそれ!最悪やん!。」
 

僕はなんてあほなんでしょう。
 

図書館に行くとうそついて、男と海に行ってる人を探しに行ってしまった。
 
俺「もうええし、1つだけ、俺が探しに行ったってことは絶対言わんとってな!」

女子「わかった。言わへんわ。」

そんなかっこ悪いことはばれたくなかったので口止めした。
 
 
夏休みも終わり、2学期初日。

久しぶりにみんなと会った。

もちろんAさんもいた。

するといきなりAさんが

「ありがとーね。探しに言ってくれたんやって。ごめんな心配かけて。」
 

久しぶりに会話した内容がこれだった。
最悪やん!!

あいつ!

言うてるやん!!!

ま、冷静に考えると僕が女子の立場だったら確実に言うだろう。
 

そんなことで、僕の高校生活最後の夏休みが終わった。

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しばらくすると小越君がうつむいたまま戻ってきた。
 

僕は

「おう!どうしたん?」

って。

小越「いや、何もないよ。」

おれ「何もないわけないやろ、どうしたん?」

小越「いや、言うたら怒るし。」

おれ「怒らへんって。言うてみろや。」

小越「・・・いや、実は告白されてもた。」

おれ「・・・・・。そうか、よかったやん!あいつええやつやし付き合ったらええで。

    オレのことは気にせんでええしな。」
 
 

僕は精いっぱい無理して言った。
 
 

それからいつものように3人で帰ろうとした。

が、とてもじゃないが一緒に帰る気分じゃない。

僕は「ごめん、教室に忘れ物したから先に帰ってて」

といい、教室に走って戻った。
 

僕は手に持っていたプレゼントの時計を思いっきり投げ捨てた。
 

小越に選んでもらった時計を。
 

その告白から3日後ぐらいに、バレンタインデーがあった。

気まずいながら、まだ3人で一緒に帰ってたので

その日は特に僕はさっさと帰りたかった。
 

放課後になり、一緒に帰ろうとすると何やら小越君が帰りたがらない。
 

ように見えた。

 

元彼女の机の上には袋に入った何かが置いてあった。
 

僕は悟った。
あの机の上のチョコはどうせ小越に渡すやつやろう。
僕は心が苦しくなり、もうこの場所から早く立ち去りたかった。

でも2人はなかなか動かない。

僕はとうとう

「おい!あの机の上にあるチョコどうせお前のやから、はよ貰ってかえろうや!」

って。

すると今まで何も言わなかったたかくんが

「そんないい方ないやろ!小越かってしんどいねんぞ!!

こいつの気持ちも考えたれや!」って。
 
 

当時の僕は全然子供で人の気持ちも考えられなかったので

1番しんどいのはおれやん!!って思った。
 

なんで小越の肩をもつねん!
なんでおれの気持ちわかってくれへんねん!!
って。
 
 

僕ら3人は、高校入学以来毎日一緒に帰ってた。

途中30分ぐらい無駄話したりして。

雨の日も風の日もいつも一緒だった。
 
 
 

この日を境に一緒に帰らなくなった。
 

それでもバンドは続けたかったし、また3人でできるなら元の関係にもどりたかった。
が、現状バンドもうまく行ってないし、たかくんとの仲も気まずくなってた。
もうこのバンドは解散やな。
 

やっぱりバンドやるのは小越がおらな無理やな。
 

彼女のことはもめたけど、バンドは別。
 

僕にはもうバンドしかなかった。
 

思い切って小越に電話した。
「おれやっぱりお前とバンドしたいねんけど。誰かほかの人とやるん?」

「いや、まだ誰ともやってないで。」

「ほなもう1回一緒にやらへん?」

「ええよ。」

もう1度一緒にやることになった。
 

今度こそうまくやろう。
 

たかくんもできれば一緒にやりたかったので、誘ってみようと思った。

都合のいい所に次の日、たかくんから電話がかかってきた。

「今のバンド解散しようか」

って。

僕は「そうやな、今のバンドじゃ無理やな。(俺は小越とやることになってるし)

   たかくんどうすんの?」

と聞いてみた。何も決まってなければまた3人でやろうか、って誘うつもりで。
すると、

「おれ小越とやるわ!」

 

お???

予想もしてなかった答えが返ってきた。
 

小越とやる??
 

僕は「それいついうたん?あいつなんていうてるん?」

って聞いてみた。

たかくん「さっき電話して言うてん。小越も一緒にやるって。」

 

あれれれ???
 

僕はとりあえずたかくんとも電話をいったん切り、すぐに小越に電話した。
 

俺「おい!どういうことやねん!お前たかくんと一緒にやるん?」

 小「うん、おれたかくんとやるわ。」

俺「おいまてよ!俺の方が先に言うてたやろ。俺とやるってお前いうてたやん!」

小「ごめん、そやけどおれたかくんとやるわ。」
 
 

僕は一気にいろんなものを失ってしまった。

 

あんなに小越を戻そうって言うた時に反対してたたかくん。

俺と一緒にやるって先に言うてた小越君。

そんな2人が一緒にやる。

しかも俺はいらない。
 

これでほんとに僕の初めてのバンドは終わってしまった。

 

いつからこんなに歯車がくるってしまったのか。

僕が彼女なんか作らなければこんなことになってなかったのか。
 
 

最悪なことに、3年生になるとたかくんと小越のバンドは優勝してしまった。

僕はすごいくやしくて、むなしくて、周りの人からは

「あれ?なんで今年は出てへんの?」

とか言われるし。

みじめだった。
 
 

もう1つ最悪なのことがあり、俺と小越と元彼女の3人が

3年生のクラスが同じになってしまったということだ。

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解散。
 
 
文化祭でのライブが終わり、もう1つのライブがラスト。
 

そのライブが終わり、僕らは解散した。
 

なぜ解散したかというと、簡単にいえば”ズレ”。
 

もともとドラムのけいちゃんは、2年生の間だけという約束だった。

親が反対してたから。

みんなだんだんとうまくなるにつれて、違う楽器をしたいとか

言う人が出てきて、そのうちやりたい音楽もちょっとずつ違ってきてしまった。
 

やがて喧嘩が絶えなくなり、雰囲気も悪くなっていった。
 

だったら文化祭と、もう1つのライブが終わったら解散しようということになった。
 
僕は解散なんてしたくなかったけど、とりあえずライブが終わるまでは

その話はしないでおこうと思ってた。
で、ライブも終わりとりあえず解散することになった。
 

打ち上げもやった。
 
 

僕はベースのたかクンと2人で新しいバンドを結成した。

が、やはりなかなかうまくいかず、小越くんがいなくては無理だな。

と思ってたかくんに

「もう1回あいつと一緒にやらへん?」

って聞いた。

たかくんは「それはいややわ。だってあいつわがままやし、また喧嘩になるし。」

って。
 

確かにそうか。
それからしばらく新しいバンドを続けてたが、やっぱりうまくいかない。
 

おまけに楽しくもない。
 
あのメンバーやったから楽しかったんやな。
 

何回かたかくんを説得したけど、なかなか了承してもらえなかった。
 
 
 

その頃、僕は彼女ができていた。
 

高校生になって初めての彼女。
 

バンドのメンバーも彼女と仲良くしてくれてた。
 

時にはやきもちを焼くくらいに。
 

でも、自分の友達と彼女が仲良くしてくれてるのはうれしかった。
 

しかし、幸せは長くは続かなかった。

振られてしまった。
 

振られたからと言ってすぐに嫌いになれるわけでもない。
 

彼女のことを引きずったまま、バンドして気分を紛らわしてた。
 
そんなとき、彼女の誕生日が迫って来て何かプレゼントを上げようかな?と思った。

たかくんと小越君に相談すると

「あんまり高い物やったら引くし、友達としてちょっとした物やったらええんちゃう?」

ってことになった。
 

3人で買いに行った。

小越君に可愛い置時計みたいなものを選んでもらった。
 
 
 

誕生日当日
 

僕はプレゼントを渡すために、放課後残って待ってた。

いつもの3人で。
 

すると、都合のいいことに教室に元彼女だけしかいないっていう状況ができた。
これはチャンス!
 

今しかない!と思いプレゼントを渡そうとした瞬間、

クラスメイトの女子が

「小越君、ちょっと教室に入って。」

と言ってきた。
 
んん?
 

教室には僕の元彼女しかいない。

いやな予感がし、教室を覗こうとした。
すると女子が

「あかん!って。今教室に先生おるから!!」

って、わけのわからないことを言って僕をとめた。
 

僕は先生がいないことはわかってたので、女子の手を振りほどき

教室の扉をそっと開けた。

すると・・・・・
 
 

小越君が元彼女に告白されてた。

向こうの扉からたかくんがのぞいてた。 
 
 

僕はそっと教室の扉をしめた。
 

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かっこいい演奏が始まると共に、幕があがった。
 

だんだんと観客席が見えだしてきて、びっくりした。
 

なんと、ステージのすぐ前にお客さん(生徒たち)がいた!

しかも、すごい人数が!!

誰もいないのか?と思ってたからすげーうれしかった。

そのうれしさとは別に、思ったよりたくさんの人が前に出てきてくれてたので

よけいに緊張してしまって、ガチガチに歌を歌ってしまった。

落ち着け、落ち着け。
 

と思うほどあせってしまい、緊張が増す。

そうこうしてるうちに1曲目が終わった。

僕らは3曲続けてやるので、すぐに2曲目が始まった。
まだ緊張したままだった。
あんなに楽しみにしてたのに、前もほぼ見えない。

間違えないようにだけ歌わないと。
 

ビデオみてあんなにパフォーマンス練習したのに、ほぼ直立不動で

2曲歌ってしまった(笑)
 
 

すぐに3曲目が始まった。

これはやばいな。

と思ってると、3曲目が始まるとステージの前にいる人たちが手拍子をしだしてくれた。
前の2組はそんなこと全然なかった(1組前はステージの前に誰もいなかった)のに、

みんなすごい盛り上げてくれてる。

それがすごい嬉しくて、気持よくて、今まで緊張してたのがウソのように

楽しくなった(^^♪
 

すごいのっちゃった(^^)
 

風船が飛んできたり、名前呼んでもらったりと。

学校なんでほんとに”ホーム”な感じがした。

それからの何曲かはあっという間に終わってしまい、いよいよ残り2曲。

1曲はバラードで、最後の曲は盛り上がる系。
 

このバラードは、当時大好きだった人のためだけに僕がどうしても

バンドの皆に言ってやらしてもらった曲だ。

もちろん同じ学校の生徒。
 

想いよとどけ!!
 
精一杯気持ちを込めて歌った。
(結局届かなかったんですけどね)
 

そして、いよいよ最後の曲。

楽しかった時間も、もう終わり。
最後は精いっぱい盛り上げて、踊って、歌った。
 

「どうもありがとうございました!」
 
すると、なんとアンコールが!!!
 

そんなこと今までなかったのに、うれしいことにアンコールが起きた。

でも時間が決まってるし、次の人たちに迷惑はかけられない。
 

舞台の袖にいる人に時間ある?って聞いてみた。

するとあと5分あるって。

あるやん!

よっしゃー!!やろう!!

しかし持ち歌がもうないので、今やった曲の中からやることにした。

時間がないので、何でもええから早くやらないと。

すると

「さっきの曲ーー!!」

って声が聞こえた。

「よし!。やろう!!」

僕らはさっきと全く同じ曲をやった。

つまり2曲同じ歌をうたった(笑)

そんなアンコールある?
でもアンコールはまじで記憶が飛んでしまった。
 

何をしたか全然覚えてない。

くらい、ハイだった。
 
 

こうして僕らの最高のステージが終わった。

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