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京都市北山の美容院

とし物語 vol57 ~美容師編6~

2001年8月。

新店舗がオープンした。

名前は“曼陀羅”(まんだら)

名前の由来はなんかあったのだが、正直忘れた。

さあ、また今日からがんばるぞ!!

オープンしてすぐに1人目のお客さんが来てくれた。

「いらっしゃいませ~!!」

続いてすぐに2人目のお客さんが来られた。

出だしいい感じ。

でも最初からそんなに忙しくなるはずもなく、お客さんはぽつぽつと来られる感じだった。

僕は下っ端だったので、シャンプーしてた。

しかしお客さんが少ないため、僕がいなくても全然お店は大丈夫だった。

なので、外に買いだしに行ったり、チラシを配りに行ったりと雑用の仕事が主になった。

お店が忙しくなると、たまにシャンプーに呼ばれる感じ。

ある日、でかい荷物を解体するという仕事を与えられた。

皆はお店の中で頑張って仕事してるが、僕はお店の裏で1人解体作業をすることになった。

皆の持ち物はハサミ。

僕はのこぎり。

皆は髪の毛をカット。

僕は木をカット。

たまにトンカチでがんがんつぶす。

という仕事もあった。

最初はほぼ毎日こんな仕事だった。

でもなぜか、いやではなかった。

普通の美容師さんならいやがるのかもしれないけど、僕は大学を出てからなってるので

どんな仕事でもいい意味で疑問に思わなかった。

炎天下の中がんばって木を切ってると、ある先輩がよく話しかけにきてくれた。

「暑いのに大丈夫?」

って。

素直に優しい人だなと思った。

マンダラがオープンするまでは、スタッフが多すぎるせいもあって

あんまりいろんなスタッフの人と話したことがなかった。

もちろんちょっとした会話程度はしてたけど。

なので、どんな人なのか?というのがわからなかった。

マンダラがオープンしてからは、同じマンダラの人達とは結構仲良くなった。

なかでもよく話かけてきてくれてたのが、”まきさん”という先輩だ。

この人が今の嫁さんです。

ま、この話はのちのちに。

まきさんは話しやすかった。

しかも同じ京都産業大学を卒業してて

その後美容師になったという共通点もあった。

自然と話することも増え、夜も皆でしゃべったりして仲良くなった。

その他にも、”なみさん””じんさん”という人がいた。

それとオーナーと僕。

この5人がオープン1ヶ月間のメンバーだった。

なんとなくだが、チームマンダラ

みたいな団結があった。

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