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とし物語 vol46 ~大学生編13~

悪夢はまだ終わってなかった。

お金もとったくせに、なんとまだ殴り続けてくるのだ。

さすがにだんだんと意識が遠のいていった。

「このまま死んでしまうんかな?」

ほんま、おれが一体何をしたのか?

いつまで殴り続けるのか?

そんなことはお構いなしに、ずうっとずうっと殴られ続けた。

そんなとき、1人のおっちゃんが僕らに駆け足で寄ってきた。

「おい!お前らやめろ!!」

僕を殴ってたやつも一瞬キョトンとなった。

が、

「お前誰やねん!!!」

と、威嚇する。

すると、おっちゃんは胸ポケットに手をやり警察手帳をだした。

「警察や。やめぇー!」

僕はホントに心の底から

「あぁ、たすかったぁ。」

と思った。

すぐに女の子も解放された。

さいわい女の子には怪我ひとつなかった。

よかったよかった。

それから警察が彼らを事情聴取してるみたいだった。

しばらくしてその少年が警察に言われたんだろうが、僕に誤ってきた。

「すみませんでした。」

そんなこと言われてもってな感じだ。

とりあえずまあ聞いといた。

とにかく病院へ行かないといけないと思ったのだが、すぐ近くの友達を待たせてしまってることを

思い出してしまった。

その時はパニクってたのか、先に友達の家に行かないと!

と思い、警察に友達の家まで送ってもらった。

で、少年たちは帰って行った。

ん??

帰ってった???

まあ、とにかく友達の家にいき

それから病院へ行くことにした。

友達の家に着き、ピンポンを押した。

すると

「おい!お前遅すぎるねん!!!」

と、怒鳴りつつ出てきた。

が、僕の顔を見るなり

「うおぉ!どうしてん!?お前その顔・・・」

そりゃそうなりますよね。

手短に事情を説明し、すぐに3人で病院へ向かった。

病院へ着いたが、さすがに深夜だったので

詳しい検査ができないということだったので、ちょっと軽く見てもらい

また明日の朝に詳しく検査することになった。

ふと友達が

「おい!お前を殴ったやつらってどうなってん?」

僕は

「さあ?もうそれどころじゃなかったから、よーわからんわ」

すると彼女が

「なんか警察に聞かれてたけど、帰ってったで。」

友達「帰ってった?そんなんおかしいやん!!お前をそんなにしといて

   なんで帰んねん!普通は署に連れていくやろ?」

彼女「そうやんな!やっぱりおかしいやんな!!」

僕  よくわからない・・・・

なんか、2人で警察の対応がおかしいということになり

なぜか警察へ文句を言いにいくことになった。

確かに冷静に考えると、これは完全に傷害事件。

僕はボコボコにリンチされた。

なのに、普通に少年たちは帰って行った。

明らかにおかしい!

僕ら3人は警察へと向かった。

僕は正直心の中で

とりあえず横になりたいな。

とつぶやいてた。

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