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京都市北山の美容院

とし物語 vol30 ~高校生編10~

かっこいい演奏が始まると共に、幕があがった。

だんだんと観客席が見えだしてきて、びっくりした。

なんと、ステージのすぐ前にお客さん(生徒たち)がいた!

しかも、すごい人数が!!

誰もいないのか?と思ってたからすげーうれしかった。

そのうれしさとは別に、思ったよりたくさんの人が前に出てきてくれてたので

よけいに緊張してしまって、ガチガチに歌を歌ってしまった。

落ち着け、落ち着け。

と思うほどあせってしまい、緊張が増す。

そうこうしてるうちに1曲目が終わった。

僕らは3曲続けてやるので、すぐに2曲目が始まった。
まだ緊張したままだった。
あんなに楽しみにしてたのに、前もほぼ見えない。

間違えないようにだけ歌わないと。

ビデオみてあんなにパフォーマンス練習したのに、ほぼ直立不動で

2曲歌ってしまった(笑)

すぐに3曲目が始まった。

これはやばいな。

と思ってると、3曲目が始まるとステージの前にいる人たちが手拍子をしだしてくれた。
前の2組はそんなこと全然なかった(1組前はステージの前に誰もいなかった)のに、

みんなすごい盛り上げてくれてる。

それがすごい嬉しくて、気持よくて、今まで緊張してたのがウソのように

楽しくなった(^^♪

すごいのっちゃった(^^)

風船が飛んできたり、名前呼んでもらったりと。

学校なんでほんとに”ホーム”な感じがした。

それからの何曲かはあっという間に終わってしまい、いよいよ残り2曲。

1曲はバラードで、最後の曲は盛り上がる系。

このバラードは、当時大好きだった人のためだけに僕がどうしても

バンドの皆に言ってやらしてもらった曲だ。

もちろん同じ学校の生徒。

想いよとどけ!!

精一杯気持ちを込めて歌った。
(結局届かなかったんですけどね)

そして、いよいよ最後の曲。

楽しかった時間も、もう終わり。
最後は精いっぱい盛り上げて、踊って、歌った。

「どうもありがとうございました!」

すると、なんとアンコールが!!!

そんなこと今までなかったのに、うれしいことにアンコールが起きた。

でも時間が決まってるし、次の人たちに迷惑はかけられない。

舞台の袖にいる人に時間ある?って聞いてみた。

するとあと5分あるって。

あるやん!

よっしゃー!!やろう!!

しかし持ち歌がもうないので、今やった曲の中からやることにした。

時間がないので、何でもええから早くやらないと。

すると

「さっきの曲ーー!!」

って声が聞こえた。

「よし!。やろう!!」

僕らはさっきと全く同じ曲をやった。

つまり2曲同じ歌をうたった(笑)

そんなアンコールある?
でもアンコールはまじで記憶が飛んでしまった。

何をしたか全然覚えてない。

くらい、ハイだった。

こうして僕らの最高のステージが終わった。

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