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とし物語 vol26 ~高校生編6~

バンドメンバーも集まり、いよいよ活動していくことになった。

が、いきなり問題が!

楽器がない!!

僕はボーカルなんで、楽器はないが

ギターの小越君以外、ベースもドラムもない!

どうしようか?

お金もないし。

たまたま小越君のお兄ちゃんがベースをやってて、そのおかげで

安くベースを売ってもらえ、おまけにドラムも知り合いの先輩に売ってもらえた。

よかった、よかった(^^)

次はどこで練習するか?

ま、妥当なのはスタジオ借りてする。

これにはお金がかかる。

高校生の小遣いじゃ結構きつい。

家でするのは無理やし、外でも無理。

う~ん。
すると、たか君が

「おれんち家工場やってるから、倉庫1つ借りられへんか聞いてみるわ。」

「本間に!頼むわ!!」

「でも、お父さんらが仕事してるから無理かもしれへんで。」

何日かして、たか君が

「迷惑にならんようするんやったら貸してくれるって!」

って。

やりぃぃぃぃいいぃい!!!

こうして練習場所も確保でき、楽器も手に入り

あとは練習するのみ。

まずは倉庫に楽器を搬入していった。

ドラムはさすがに自転車で運ぶのは無理なので、車で運んでもらった。

スピーカーも誰かが持ってて、つかえそうなのを使ったり

アンプも運び、僕はボーカルなんでマイクを買った。

マイクスタンドは高かったので買えなかったが、誰かが

「車のハンドルと鉄パイプで作ったらええんちゃう?」というから

僕は工場にある鉄パイプと、車のハンドルをもらって

ハンドルの真ん中に鉄パイプをぶっさして、手作りのマイクスタンドを作った。
なかなかだな(^^)
見た目はいい感じでかっこいいのだが、なんせ鉄パイプなんで重い。

全然振り回したりできず、マイクパフォーマンスの練習ができねーな。と思ってた(笑)

一通りセッティングが終わり、倉庫の中を見渡してみた。

ここが、俺らの倉庫か。

すげーな。

でもなんか見た目がちょっとさみしい。

倉庫なんで、なんもないし。

僕らは当時流行ってた、カクテルバーの空き瓶をズラッとならべ

壁に絵を描いたりした。

おぉ!ずいぶんいい感じになったな。

そんなこんなで、練習もちゃんとせずに

友達呼んで自慢したり、クラスの仲のいい女子を呼んで騒いだりしてた。

そんなこんなで最初の1年がほとんどすぎて、ほとんどちゃんと練習してなかったので

1曲もちゃんと演奏できる曲がないまま高校2年生を迎えることになった。

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